こどもたちは深刻な運動不足にあり、
脳や心の発達面においても影響が出てきています
こどもたちの深刻な運動不足、そしてそこからくる体の異変に気付いていますか?
近年の健康ブームによって健康に対する意識は高まっていますが、それでも現代人の運動不足は、依然として大きな問題となっています。
こどもたちを見てみても、放課後に友達と集まって遊ぶことや、休日に公園などで体を動かして遊ぶことも極端に少なくなり、生活全体での運動量が激減しています。
また、学校以外ではほとんど体を動かさない子がいる一方で、昨今は習い事が充実しており、運動をしたい子は時間と経済的な余裕さえあれば、様々な運動に好きなだけ取り組むことができる状況にあります。
こうした運動をする子としない子の二極化の進行もあり、問題は複雑化しています。
そして、日常的に運動をしないこどもたちの体には、すでに様々な影響が現れています。
筋肉や骨が衰えて怪我をしやすく、授業中に姿勢が保てない、体力が低下して疲れやすいといった身体的なものから、意欲ややる気、集中力の低下、感情コントロール力の低下といった脳や心の発達面においても、多くの影響が出てきています。
やはり、私たち人間も動物なので、動かなくなればあちこちに支障をきたして当然かもしれません。