運動保育士資格の初級・中級・上級は何が違う?職種別の活かし方

初級・中級・上級は何が違う? 資格について

運動保育士資格では、初級で基本的な運動指導を学び、中級で運動あそびの応用や集団活動の設計、上級では中長期の活動計画や指導者育成へと学びを広げていきます。

それぞれの学習内容と、保育・運動指導の現場での活かし方を紹介します。

運動保育士資格の初級・中級・上級で学ぶこと

初級・中級・上級の違い

初級|基本の運動指導

こどもの発達に合わせて、基本の運動あそびを指導する力を身につけます。

鉄棒・縄跳び・跳び箱・マット運動の4種目を中心に、技の習得につながる段階的な指導方法や、こどもへの声かけ・安全な補助の方法を学びます。

例えば、逆上がりを教える場合も、いきなり完成した技を練習するのではありません。鉄棒にぶら下がる、腕で体を引きつけるなど、必要な動きを運動あそびの中で少しずつ身につけていく方法を学びます。

完成した技だけでなく、そこに至る過程を理解し、こどもに合った指導を考えるための土台をつくります。

中級|集団活動の設計

運動あそびをアレンジし、ねらいに合わせた活動を組み立てる力を養います。

基本の運動あそびを発展させるアレンジ方法や、サーキットあそび、集団遊びの組み立て方を学びます。

例えば、クマ歩きも、進み方やルールを変えたり、ほかの動きと組み合わせたりすることで、さまざまな遊びへと発展させられます。

また、リズム感覚・言語理解・社会性など、育てたい力を意識した活動設計や、活動全体の安全管理についても学びます。

単に運動あそびの種類を増やすのではなく、活動のねらいに合わせて遊びを工夫し、組み合わせる方法を身につけることを目指します。

上級|リーダー・指導者育成

こどもの成長を見通した活動計画や、他の指導者を育てる力を養います。

上級では、年齢や発達段階に応じた運動あそびに加え、個々のこどもに合わせた活動計画や、月間・年間など中長期の活動設計を学ぶ予定です。

活発に体を動かす活動と、落ち着いて取り組む活動を組み合わせ、集中や気持ちの切り替えも意識した活動構成について学びます。

さらに、他の指導者への助言やフィードバックなど、指導者育成のための考え方も身につけていきます。

保育士の場合|運動保育士資格をどう活かせる?

保育園や幼稚園では、日々の運動あそびからクラス全体の活動計画まで、それぞれの級で学んだ内容を活かす場面があります。

保育士×初級|午前中の運動あそび

跳び箱に挑戦する時間。スムーズに跳べる子もいれば、怖がってなかなか跳べない子もいます。

そんなとき、初級で学んだ段階的な指導方法が役立ちます。

いきなり跳び箱を跳ぶ練習を繰り返すのではなく、手で体を支える遊びなど、必要な動きから取り入れる。こどもの様子に合わせて声をかけ、安全に補助する方法を考えられます。

保育士×中級|クラス全体の運動あそびを計画

クラス全員で運動あそびを行うとき、いつも同じような内容になってしまったり、遊びの組み合わせに悩んだりすることはないでしょうか。

中級では、運動あそびをアレンジしたり、複数の動きを組み合わせたりする方法を学びます。

例えば、クマ歩き、フープを使ったジャンプ、平均台などを組み合わせたサーキットあそび。単に運動を並べるのではなく、その日のねらいに合わせて動きや順番を考え、安全に活動できる環境を整える際に学びを活かせます。

保育士×上級|活動計画の作成や、職員間での振り返り

日々の運動あそびを単発の活動で終わらせず、年間を通してどのように取り組むかを考えたい場面。

上級では、こどもの年齢や発達段階を踏まえた中長期の活動計画や、他の指導者への助言方法などを学ぶ予定です。

こどもの成長に合わせた活動計画の作成や、職員間で指導方法を共有し、改善していく場面での活用が考えられます。

インストラクターの場合|運動保育士資格をどう活かせる?

体操教室やスポーツクラブなどでも、こどもの習熟度に合わせた指導から、レッスンの設計、指導者育成まで活用できます。

技術の習得だけでなく、こどもの発達や活動のねらいを踏まえた指導を考えることも、運動保育士資格の特徴です。

例えば、幼児向け体操教室のレッスンを想定します。

インストラクター×初級|運動が苦手な子への指導

同じレッスンに参加していても、運動が得意な子と苦手な子では、できる動きが異なります。

例えば、逆上がりができない子に対して、どの動きから練習すればよいのか。

初級で学ぶ技の習得までの段階的な指導方法を活かし、こどもの習熟度に合った運動あそびや、安全な補助の方法を考えられます。

インストラクター×中級|レッスン内容の組み立て

毎週のレッスンで同じ運動を繰り返していると、活動の展開が単調になることがあります。

そんなとき、中級で学ぶアレンジやサーキットの設計が役立ちます。

例えば、ジャンプの動きに方向転換や障害物を組み合わせるなど、基本の運動を発展させながら、レッスンのねらいやこどもの習熟度に応じた活動を考えられます。

インストラクター×上級|長期的なレッスン計画・他者への指導

その日のレッスンだけでなく、数か月先までの成長を見据えて指導を計画したい場面。

上級では、年齢や発達に合わせた中長期の活動設計に加え、他の指導者へのフィードバックの方法を学ぶ予定です。

レッスン全体の計画や、後輩インストラクターへの助言などに学びを活かすことが考えられます。

運動指導の専門性をさらに高めたい方へ

中級では、初級で学んだ基礎を発展させ、運動あそびの活動設計や安全管理など、より専門的な指導力を身につけます。

詳しい学習内容や現場での活かし方は、[運動指導の専門性を高める|運動保育士中級とは?]をご覧ください。

運動指導の専門性を高める|運動保育士資格中級

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