幼児期は個人差も月齢差も大きいので1人1人に合わせた関わりが重要です。 アイコン

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幼児期は個人差も月齢差も大きいので1人1人に合わせた関わりが重要です。

子どもが小学校に入学するのは6歳ですが、
ほとんどの子ども達が小学校での集団生活に適応できる力が
まだ未熟な状態で入学していると思います。

集団生活は保育園に入園した時から始まって、
3歳、4歳、5歳と少しずつ段階を追って
いろいろなことができるようになっていきますが、
同じ学年でも小さいうちは月齢による差も大きく、
個人差も大きい時期です。
同じ年齢の子ども達が全員一緒に横並びに成長を
していくわけではないので、
年齢ごとの発達を押さえておきながらも
1人1人に合わせた関わりをしていくことが大切です。

運動指導でも同じで、私たちは子どもの年齢や
発達段階に合わせた運動あそびの提供で
子ども達の総合的な成長発達を促していきます。

今日は私たちが提供している運動あそびプログラム、
柳澤運動プログラムから「おつかいカンガルー」を
ご紹介します。

カンガルージャンプは、両足を閉じた状態で
ジャンプしていく動きで、足をくっつけて跳ぶことが
一番のポイントになります。
足を閉じてジャンプをすることで
腹筋や背筋、脚力や足の指先の力などが
しっかり育ちますが、足を開いた方が楽に跳べるので
だんだん足がバラバラになってしまうことが多いです。

そこで、紙を両膝の間に挟んで、ジャンプをして
運んでもらいます。
少しでも膝が開くと紙が落ちてしまうので、
常に膝をピタッとくっつけておく意識が必要です。
紙では薄くて落としてしまう場合は、
タオルやハンカチ、帽子などでも良いです。
おつかいをしてもらうという設定で
ストーリー性を持たせるのもおすすめです。

ジャンプの時は腕振りや膝の曲げ伸ばしも
うまく使ってできるとその後の動きにも
つながってくるので、その辺りも意識できるように
声掛けしたり見本を見せながら行ってみてください。

慣れてきたら直線コースだけでなく
ジグザグコースなどにも挑戦しながら、
足を閉じた一定のリズムでの連続ジャンプを目指しましょう。
体幹の筋力アップと同時に、大縄跳びの上達にも
つながってきますよ。

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