子どもの成長発達は進んだり戻ったりを繰り返して進んでいくものです。 アイコン

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子どもの成長発達は進んだり戻ったりを繰り返して進んでいくものです。

大人は、子どもが何か1つできるようになると
1段階ステップアップした、1つクリアできたという
イメージを持ちがちではないでしょうか。
そうやって1つ1つできるようになって
子どもの成長は右肩上がりに進んでいく、という
イメージがあるかもしれませんが、
実際はスムーズに右肩上がりに成長していくような
単純なものではないのです。

昨日までできなかったことが急にできるようになったり、
反対に今まで問題なくできていたことが
できなくなったりすることもあれば、
いつまでも同じところで停滞していることもあります。

子どもの発達は、進んだり戻ったりを繰り返しながら
少しずつ右肩上がりに進んでいくものです。
そんなことを頭の中に置いて子ども達と接していくと
良いかもしれません。

運動指導でも同じです。
なので、1つ1つができるようになっても
ある時また少し前に戻ってみたりすることが大事です。
そうすることで子ども達の力を確実なものにしながら、
さらにその先の幅を広げていきたいと思います。

今日は、私たちが提供している運動あそび
「柳澤運動プログラム」の中から
「〇×グーパー」をご紹介します。

〇×ゲームを全身を使って行います。
クイズの答えが〇だと思ったら、
両手両足を大きく広げたパーの姿勢、
×だと思ったら、両手を曲げて胸の前に付けて
両足を閉じたグーの姿勢になります。

最初は簡単な問題から始め、少しずつ難易度を
上げていけるようにしてください。
動物や果物などの絵カードを少しずつ見せながら
問題を出したり、シルエットだけの絵カードを使ったり、
動物の鳴きまねなどいろいろな問題を用意して
遊んでみてください。
聞く力と、判断して動く力が養われる遊びなので、
小さい声で問題を言ってみたりスピードを上げて
遊んでみるのもおすすめです。

もし動きが難しい場合は、グーパーを手だけや
足だけにしても良いので、ぜひ楽しく行えるように
工夫して取り入れてみてください。

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