勉強や仕事、人とコミュニケーションをとる時には
「ワーキングメモリ」という力がとても重要になります。
記憶や情報を一時的に保持し、それを適切に引き出しながら
答えを出していく力で、脳のメモ帳とも呼ばれています。
例えば小学校1年生では、短い文章しか理解できませんが、
少しずつ長い文章が理解できるようになっていきます。
これは、ワーキングメモリの能力が向上して、
最初の情報が保持されながら次の情報を処理できるように
なったためです。
国語・算数・体育どの教科でも必要な力で、
日常生活の中でもとても重要になってくるので、
ぜひワーキングメモリを鍛えることを意識してみてください。
子ども達には運動あそびがとてもおすすめです。
私達こどもプラスが提供している運動あそび、
柳澤運動プログラムの中から「綱渡りしながら積み木拾い」を
ご紹介します。
1本の縄を床に置き、その周りに積み木をばらまいておきます。
縄の上だけを綱渡りのように渡りながら、
指導者に指示された積み木を拾って最後まで縄を渡ります。
拾う積み木の指示は、色の指定、数の指定、形の指定、順番の指定と
段階を追って組み合わせながら難易度を上げていきます。
縄の長さも少しずつ長くしていきましょう。
速さを競うものではないので、積み木を拾う時もゆっくり
しゃがんで取り、縄から落ちないことを意識付けてください。
バランスをとることばかりに気をとられてしまうと、
積み木の指示を忘れてしまいます。
少しずつ難易度を上げながら、ワーキングメモリを強化していきましょう。
積み木拾いだけでなく、他にもいろいろなアレンジで
遊ぶことができます。
ぜひ、子ども達と一緒に楽しい遊びを作り上げていってください。