生後間もない赤ちゃんは、自力で動き回ることはできませんが
体の様々な感覚機能はすでに発達していて、
その後短期間のうちに急速に発達していきます。
中でも触覚は生まれた頃からとても敏感で、様々な原始反射も起こります。
有名なものでは把握反射やモロー反射などがあります。
この原始反射は前頭葉が発達することで生後数ヶ月で
消失していくので、発達の指標にもなっています。
発達障害とも関連していることがあるので、
日頃からしっかりと観察してあげることが大切なことです。
そして、五感を刺激するような感覚あそびも積極的に
とりいれて、体・心・脳の発達を促していきましょう。
今日は、こどもプラスが提供している柳澤運動プログラムの
運動あそびの中から「抱っこからぐるりんぱ」をご紹介します。
子どもと向かい合って立ち、手のひらを子どもに向けて出して
両方の親指を握らせます。
そしたら子どもの手を包むようにつかんで「1,2の3」で
跳び上がらせ、大人のお腹に足をまわしてしがみつきます。
両足でしっかりしがみついたら、手を放してそのまま子どもは
後ろに倒れて逆さまになります。
逆さまになった時に子どもが手をバンザイにできていたら、
恐怖心なく逆さまになれているので、大人はそこから持ち方を変えます。
子どもの腰の辺りを持って、子どもの足を自分の手の間から
抜くようにして回します。
回ったら子どもは下に手をついて、足の裏でしっかり着地します。
よくある「ぐるりんぱ」は、手を持って大人の足を駆け上がって
回りますが、小さいうちはまだ肩がねじれて危ないので、
この方法で肩をねじらずに回るぐるりんぱがおすすめです。
逆さまの感覚や回転感覚を身に付けながら、親子のスキンシップ
遊びとしてもとてもおすすめなので、園や家庭でも
たくさん遊んでほしいと思います。