幼児期には文字の読み書きよりも育てておきたい力があります。 アイコン

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幼児期には文字の読み書きよりも育てておきたい力があります。

子どもの文字の読み書きについては、
早いうちからできる方が優秀なのではないかと
思われる方もいるかもしれませんが、
実は幼児期の文字の読み書き能力の差は
就学前に消失するとされています。

つまり、小学校1年生から始めても誰もが普通に
できるようになることなので、
幼児期に文字の読み書きの教育をする効果は
とても限定的といえます。
それよりも、考える力やコミュニケーション能力を
育てることをしてあげる方が、
その時点だけでなく将来における効果につながります。

子ども達との日々の関わりの中で、
語彙力や物事を考える力をたくさん刺激しながら
育てていきたいですね。

今日は、私たちが提供している運動あそび
「柳沢運動プログラム」の中から「亀コースター」を
ご紹介します。

子ども達は2人一組になり、1人が亀さんで
もう1人は亀さんを引っ張る役になります。
亀さんの子は、うつ伏せになって両足を
かかとがお尻につくくらいまで曲げておきます。
そして引っ張る子と向かい合って両手をつなぎ、
引っ張っていきます。

一気に強く引っ張ると手が外れて後ろ向きに転んで
しまうので、最初はゆっくりスタートします。

亀さんの子は、腕を曲げて上半身を上げるようにすると
進みやすくなり、背筋力もしっかりと養うことができます。
引っ張る子は、後ろ向きで踏ん張りながら進むので
足の指先の力や腹筋背筋も育ちます。
どちらかが力を抜いてしまうとスムーズに進めないので、

タイミングを合わせて力を入れるようにします。

こうしたペアでの遊びで社会性や協調性、
コミュニケーション力などの基礎をしっかりと育て
今後の活動にもつなげていければと思います。

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