子どもの自主性を高める工夫や設定が運動あそびの効果をより高めます。 アイコン

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子どもの自主性を高める工夫や設定が運動あそびの効果をより高めます。

子ども達に運動あそびを提供する時には、
興味を誘い自主性を高めるような楽しい工夫が大事です。
また、いつも同じことの繰り返しでは飽きてしまうので、
変化をつけていくことも必要になってきます。

特に基礎力を育てるような遊びでは
単調な動きのことも多いので、
設定を付け加えたり、ストーリー仕立てにしたり、
いろいろなアレンジがポイントになります。

例えば、平均台や縄の上を渡る時には
「周りは川で、ワニがいるから落ちたら
食べられちゃうよ」としたり、
音を立てずに遊ぶような動きでは
「音を立てると敵に見つかってつかまっちゃうよ。
見つからないようにクリアできるかな。」
などように、子どもがワクワクドキドキして
できるような動機付けがおすすめです。

今日は、柳沢運動プログラムの中の基本の動き、
「クマ歩き」のアレンジ遊びをご紹介します。

まずは通常のクマ歩きをして動きを確認します。
次にコースの真ん中にゴム紐に鈴をつけた
高さのある罠を設置し、
罠に当たらないようにクマ歩きで進みます。

この時大人は漁師役になって罠の近くに寝転がり、
鈴の音が聞こえたらクマを捕まえにいくという
設定で行います。
そうすると子ども達は、ワクワクドキドキしながら
楽しんでクマ歩きができます。

このやり方はクマ歩きだけでなく
片足クマ歩き、カンガルージャンプ、ワニ歩きなど
他の動きでも応用することができるのでおすすめです。
そしてここからどんどん新しい設定を加えていけば
遊び方は無限に広がっていくので、
子ども達に今育てたい力に合わせて工夫したり、
子ども達と一緒に考える時間を設けながら、
ぜひ自分たちだけの遊びを作り上げてみてください。

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