身体を思い通りに動かすためにボディイメージを高める運動あそびがおすすめです。

私たちは普段、
考えごとをしながら出かける用意をしたり、
人と会話をしながら階段を昇り降りしたり、
人ごみの中をぶつからずに通り抜けたり、
同時に複数の動作や思考をしています。

このように、自分の思った通りに身体を動かすためには、
「ボディイメージ」が持てていることが重要になります。
いちいち目で見て確認しなくても、無意識に思った通りに体を動かせる。
これは、自分の身体の大きさや、こうするとどんな動きができるのかなど
ボディイメージを把握しているからこそできることなのです。

そしてこのボディイメージを育むためには、実際に自分の身体を動かすことが
とても大切なので、高いところに登ったり、狭いところに入ってみたり、
足場の悪いところで遊んでみたりと、様々な体の動かし方を経験するのが良いですね。
子ども達には、「楽しめる遊び」を通してボディイメージを育むことが大切なので、
運動あそびが効果的でおすすめです。

今日は、私達が提供している運動あそび「柳澤運動プログラム」の
「アヒルの柵越え」をご紹介します。

足を開いてしゃがんだ姿勢で歩く「アヒル歩き」で進みながら、
低い高さの障害物をまたいでいく遊びです。
足を股関節からしっかり開くこと、だんだんお尻が上がってこないように
低い姿勢を維持して歩くこと、かかとを着けずにつま先歩きをすることが
アヒル歩きのポイントです。

アヒル歩きでは1歩前に出すたびに、片足で全体重を支えて
バランスをとる力が必要になります。
この状態で障害物に当たらないようにまたぐことで、空間認知力を養い、
バランス力や足の指先の力を強く育てていきます。

幼児期の子ども達に必要な力を育てる遊びなので、
ぜひ楽しいアレンジを加えながら繰り返し遊んでみてください。

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