運動神経は遺伝ではなく幼児期に運動環境が大きく影響します。 アイコン

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運動神経は遺伝ではなく幼児期に運動環境が大きく影響します。

「運動神経は遺伝だから自分の子は運動は向いていない」とか
「運動神経が悪くても生活に支障はないから良い」と
思っている方はいませんか?

運動神経は実は遺伝ではなく、幼児期の運動環境によるものが
大きいということがわかっています。
また、運動神経の良さはスポーツの上達だけではなく、
日常生活の中でもスムーズな身のこなしで危険を回避したり、
怪我を防ぐなどのメリットもあります。

子どもの運動神経を良くするために、幼児期の遊びの中で
走ったりジャンプしたりしゃがんだり、いろいろな体の動かし方を
経験できるようにしていきましょう。

私達は主に幼児期の子ども達に、運動あそびを提供しています。
今日はその中から「ポイントジャンプ」をご紹介します。

ダンボールやヨガマットなどをA4サイズほどの大きさに
切った物を複数用意し、飛び石のように間を空けて配置します。
これを石に見立てて、石の上だけを両足ジャンプで跳び移って
渡っていきますが、必ず両足を揃えてジャンプするようにします。
足がバラバラになるとあまり力を使わずにできてしまうので、
足の力も腹筋背筋もしっかりと育てることができません。

石から落ちないように意識付けるために、子ども達は忍者になり、
「周りは池だから、落ちて音がすると敵に見つかってしまう」
という設定などもおすすです。

また、石と石の距離をランダムに配置することで
跳ぶ時に頭の中でうごきのシュミレーションがされて
空間認知力を強く育てることにつながります。
また、石と石の距離や必要なジャンプの大きさ、力の入れ具合、
着地時の姿勢やゴールまでの道順などを考える力も養われます。

最初はただ渡れれば良いですが、慣れてきたら石に色をつけて
「青い色だけ渡る」「赤→青→黄の順番で渡る」
「赤は爆弾だから乗ってはいけない」
「ゴールまで4つの石しか乗ってはいけない」など
全員同じルールでなくても良いので、
子どもの段階に合わせたものを提供し、
必要な力をしっかりと身に付けていけるように促しましょう。

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