生後間もない赤ちゃんは、一日中寝たり起きたりを繰り返します。
大体3ヶ月ほど経つと、夜まとまって寝てくれるようになり、
少しずつ体内時計が1日24時間というリズムに合わせて
整ってきます。
1歳までにしっかり睡眠リズムを身につけておくことが
その後の心身の成長発達においても重要なポイントに
なってくるので、早寝早起きができるように
大人が導いてあげる必要があります。
夜しっかり眠るためには日中の運動もとても大切です。
運動といっても、子どもにとっての運動は遊びのことです。
日中は、外で遊んだりお散歩に出かけたりして
五感を刺激しながら体を動かして遊べるようにし、
子ども達の健やかな成長を促していきましょう。
私達は、乳幼児期の子ども達の体・心・脳の発達を促す
運動あそび「柳澤運動プログラム」を提供しています。
今日はその運動あそびの中から「電車歩き」をご紹介します。
子ども達は指導者を先頭にして縦一列に並び、
前の人の肩に手を置いてつながって歩きます。
腕は伸ばしておき、前の人とぶつからないようにしましょう。
手は前の人の肩から離さないこと、
前の人を押したり、急に止まったりしないこと。
しっかりと約束を守ることで、集団遊びへの第一歩になり、
社会性、集中力、抑制力、記憶力、空間認知力などが
向上します。
園での活動や課外活動の時にも欠かせないこうした力を、
日頃の遊びの中で少しずつ確実に育てていきましょう。
子ども達が興味を持ち、自主的に参加できるように
電車の名前やコースをみんなで考えて決めたり、
先頭の人を順番に変えてみたりするのもおすすめです。