幼児期の子ども達の心や体の発達のためにも
屋外遊びは欠かせないものですが、現在、保育園や幼稚園では
園庭や遊び場の狭小化や減少、遊びの質の変化、
子どもの怪我を心配する保護者の声などもあり、
遊びが制限されてしまうことも多々あるようです。
しかし、園庭が無かったり狭い園でも、保育者の運動に対する
意識が高ければ運動量を確保することは可能です。
子ども達が全力で体を動かしたり、いろいろな運動を経験することが
できるように、運動あそびを1日の中にうまく取り入れて
欲しいと思います。
今日は、こどもプラスで提供している柳澤運動プログラムから
「忍者ゲーム(座る・跳ぶ)」をご紹介します。
子ども達は忍者になります。
そして5人くらいずつ、一列に並びます。
指導者は侍になって、新聞紙やタオルなどで作った刀を持ち、
子ども達の頭と足の部分に攻撃をします。
「頭」と言った時は頭の上をその刀でスイングするので、
子どもは刀に当たらないように両手で頭を押さえてしゃがみます。
「足」と言って刀で足元をスイングさせたら、
ジャンプして避けます。
子ども達は、「頭」なのか「足」なのかをよく聞いて
素早く動くことがポイントです。
集中力、判断力、聞く力が強く養われる遊びで、
相手に意識を向けることでコミュニケーション力も向上します。
慣れてきたら「頭」と「足」をランダムにしたり、
「足じゃない方」などと指示の出し方に工夫をし、
さらに力を発達を促していきましょう。