現代では、一人っ子の家庭が多かったり、少子化で子どもの数が
とても少なくなっていることから、家庭や近所等での
異年齢で遊ぶ機会はとても少なくなっています。
異年齢の子ども同士が遊ぶことでのメリットは様々あります。
年上の子どもは、小さい子に教えてあげたり、世話をしてあげること、
喧嘩の仲裁や助けてあげることなどの経験から
自尊心や社会性を高めていくことができます。
そして、見本を見せたり先生から褒められることなどから
大きな自信につながりやすくなります。
年下の子どもにとっては、年上のおにいさんおねえさんは
あこがれの存在になり、目標にすることができます。
さらに自分達が年上になった時には、過去に自分達がして
もらったのと同じように年下に優しくすることができると思います。
保育園や幼稚園、小学校でも縦割りの活動を取り入れている
ところはたくさんありますが、ぜひ上手に取り入れて欲しいと思います。
今日は、こどもプラスで提供している柳澤運動プログラムから
「コウモリで積み木積み」をご紹介します。
まずは鉄棒で逆さまにぶら下がる「コウモリ」に変身します。
足に力を入れてしっかりと固定したら、両手を離して
下に置いてある積み木を積んで遊びます。
積み木を置く位置は、コウモリになった姿勢の背中側にして
万が一落下しても危なくないようにしてください。
どの積み木を何個積むかは、指導者が指示を出すようにします。
指示の出し方や積み木を置く位置で、難易度調整ができます。
また、長い時間逆さまにぶら下がっていると危ないので、
10秒ほどにして、長くても20秒くらいで交代するようにしてください。
この遊びでは主に背筋を伸ばす筋肉が育ち、
体幹の筋力が強く刺激されます。
他の運動の上達につながったり、日常生活でも姿勢を保持するのに
使われる筋力なので、遊びの中でしっかりと育ててください。