運動あそびの継続で子どもの怪我が減ります。

ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは、
骨、関節、筋肉などの運動器の衰えが進行することによって
日常生活での立つ、歩くなどの動作に障害を来たしている状態です。
高齢者に多く見られるものですが、
最近では生活習慣の乱れや運動不足などの要因から、
この予備軍に当てはまる子ども達が増加していると
言われています。

こうした子ども達は、片足立ち、バンザイ、前屈、しゃがむ
といった基本的動作ができない状態です。
また、基礎的な筋力の不足から、転んだ時に自分の体重を
腕で支えることができないので、顔などに怪我をする可能性が高くなります。

私達は子ども達に運動あそびを提供していますが、
運動あそびを取り入れた保育園や幼稚園では
確実に子ども達の怪我が減っています。
子ども達を怪我から守り、動ける体を育てて自信を持たせて
いくためにも、幼児期からの継続的な取り組みが大切です。

今日は私達が提供している柳澤運動プログラムの中から
「高速カップタッチクマ」をご紹介します。

まずは赤と緑など2色のカップを複数用意して
床にジグザグになるように並べてコースを作ります。
子どもは四つんばいから膝とお尻を上げたクマの姿勢になり、
指導者に指示された色のカップをタッチして歩いていきます。
「高速」なので、できるだけ速く進めるようにしましょう。

色の指示では、「赤い色だけ」「ピーマンの色」
「赤じゃない色」「先生が持っているカードの色」
などいろいろな表現で伝え、イメージ力や語意力などを
養っていきましょう。
また、慣れてきたらカップの色を3色、4色と増やしていき
「赤→黄色→緑の順番にタッチ」など記憶力も
刺激するようなアレンジでも遊んでみてください。

いつも子ども達がわくわくして夢中になれる
運動あそびの時間になるように、子どもに合わせた
楽しい遊びを提供することが大事なポイントです。

タイトルとURLをコピーしました