私たちが生きていく上で欠かせない能力の一つとして
「コミュニケーション能力」が挙げられます。
コミュニケーションでは、自分が話をすることが
注目されがちですが、相手の話を聞く力もとても重要です。
人と会話をする時にも、相手の話を聞いていなければ
的外れな返事をしてしまったり
スムーズなやりとりができません。
相手の話をよく聞くことで、思考力や理解力、語彙力などが
養われ、学習にもつながります。
また、相手に意識を向けることは社会性の育ちにも
つながってきます。
生活面や学習面で大きく役立つ「聞く力」は、
日常の中でしっかりと育てていくことが大切です。
私たちが運動あそびを提供する時には
こういった生活に直結する力もしっかりと刺激し
育てていけるように工夫しています。
今日は、私たちが提供している運動あそび
「柳沢運動プログラム」の中から「反復横跳び走り」を
ご紹介します。
反復横跳びのように、横向きで一直線上を進みます。
一定のリズムを刻むことが大事なので、
最初にうちはタンバリンを叩いてそれに合わせて
動くようにします。
少し慣れたら、両手を顔の横でチョキにして
全身に意識を向けられるようにしてみましょう。
一定のリズムを刻み続けるためには
集中力を持続できることが必要で、
この力が育つと他の運動での上達につながったり、
人の話を聞く時に体を止めて聞くという力にもつながります。
子ども達は遊びの中で学んで力をつけていくことが
とても効果的なので、楽しさや興味を持って
活動に取り組むことができるように
日々工夫をしながら行うことが大切です。