良くも悪くも、子どもは大人を模倣して育ちます。 アイコン

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良くも悪くも、子どもは大人を模倣して育ちます。

「子は親の鏡」という言葉がありますが、
子どもが言葉や動作などを獲得していく時には
親の模倣から覚えていきます。
そして、親が楽しくやっているかいないか、
強いストレスを抱えているかどうか、
自己肯定感が高いか低いか、なども
子ども達にとても影響を与えます。

まずは親がゆったりと楽しく過ごしながら
子育てをしていくことが、子ども達の成長においては
とても大切なことだと思います。

運動あそびの指導でも、大人が楽しくやっているか
どうかが実はとても重要なポイントです。
大人が楽しんでいると、子ども達も自然と興味を持ち
入ってきてくれます。
楽しい時間を共有しながら、うまく子ども達の能力を
引き出し、伸ばしていくことが大切です。

今日は、私たちが提供している運動あそび
「柳澤運動プログラム」の中から
「カメさんゴロゴロ」をご紹介します。

子どもはうつ伏せに寝転がり、体を反らせて
両手で両足首を持ち、カメさんの姿勢になります。
雷の「ゴロゴロ~」という声が聞こえたら、
手を離して素早く床にべたっとなりましょう。
音が止んだらまたカメさんに戻ります。

これを繰り返しますが、時々「ゴ…ゴ…ゴリラ」など
違う言葉で引っ掛けを入れてみると盛り上がり、
聞く力や判断力なども養われます。
また、慣れてきたら
「雷だ!」と言った時は膝を抱えて丸い石になる。
「カラスがきた!」と言った時はしゃがんで
頭を抱えた姿勢になるなど、
いろいろなパターンを織り交ぜて遊んでみてください。

このカメさんのポーズは、腹筋や背筋、首の筋力を
使うので、瞬発的な力を発揮するのに必要な力を
つけていくことができます。
体の柔軟性なども必要なので、継続して取り入れて
繰り返すことでしっかりと育ててあげることが大切です。

簡単にできる遊びなので、ぜひ日常的に行なってみてください。

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