子ども達の発想力や想像力を育む働きかけやきっかけ作りが大切です。

私たち大人は、今までの経験や常識で物事を捉えるので、
良くも悪くも先入観を持って判断します。
しかし、そういう大人の常識や考えは子どもには
当てはまらないことが多いと思います。
「この道具はこう使う物」と思い込んでいると、
子どもがまったく違う使い方をしていて
びっくりした、なんてこともあったりします。

例えば、時々「子どもが積み木を積もうとしないんです」と
いう話を聞くことがありますが、
大人は積み木は積んで遊ぶものだと思い込んでいますが
積み木を初めて見た子がそう思うとは限らないですよね。
並べたり転がしたり色分けしてみたり、
いろいろな遊び方があるはずで、子ども達はそれを
見つけたり発展させていくプロなんです。

特に昔ながらの遊びは、無限大に発展させていけるものが
多いので、ぜひ子ども達の想像力や創造力を
育んでいけるようにきっかけ作りをしてあげて欲しいと思います。

私たちが提供している運動あそびプログラムでは、
子ども達のそういった力をしっかりと伸ばしながら
身体だけでなく脳や心も育てていけるように作られています。

今日はその運動あそびの中から「並びゲーム」をご紹介します。
まずは並ぶ場所の目印になるカードや色紙を
壁に貼るなどしてよくわかるようにしておきます。

指導者が指示を出すので、
子ども達は指導者に指示された場所に素早く並びます。
この時全員一斉に動くとぶつかったりして危ないので、
性別や教室でのグループなど特定の条件で絞って
数人ずつで動けるようにしてください。

また、慣れてきたら「髪の毛を縛っている女の子は…」や
「青い服を着ている人は…」など条件を複雑にしたり、
並ぶ場所の数を増やしてみる、
並び方を2列にする、友達と手をつないで並ぶなど
少しずつレベルアップしながら遊んでみてください。
より指示をしっかり聞く力が必要になりますが、
とても盛り上がって遊べます。

指示を聞いて行動する遊びは、認知機能を高め
集中力や判断力も向上します。
ぜひいろいろなキーワードを使って楽しく遊んでみてください。

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