発達段階に沿った関わりが効果的に子どもの能力を高めます。 アイコン

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発達段階に沿った関わりが効果的に子どもの能力を高めます。

子ども達の発達には、段階があります。
運動における発達段階をみると、
産まれたばかりの頃は原始反射の影響を受けていた
赤ちゃんも3ヶ月頃から首が座り、その後寝返り、おすわり、
ハイハイ、つかまり立ちとステップを踏んでいき
1歳頃になると1人で歩けるようになってきます。
そこから小走りをしたりボールを蹴ったり、
ジャンプ遊びも少しずつ上達していきます。

こうした段階を追っていくことでスムーズに
筋力やバランス力、ボディイメージなどを高め、
しっかりとした身体作りをしていくことができます。
段階を無視したり、跳び越えた働きかけは
効果的ではないことがわかっています。
そのため、子どもの年齢だけでなく1人1人の発達段階に
合わせた関わりがとても重要になります。

私たちが提供している運動あそび「柳澤運動プログラム」は
子どもの発達段階に合わせて遊びを提供し、
発達を効果的に促していくことができるプログラムです。

その運動プログラムの中から「棒くぐり」をご紹介します。
まず、縄や棒で低い高さの障害物(罠)を設置します。

子どもはうつ伏せになって両手を前に出して、
腕を引き付けるように交互に動かしながら進む
わにさん歩きで、この罠の下をくぐりぬけていきます。
くぐる時に頭やお尻が罠に当たらないように、
ゆっくりで良いので慎重に進むようにします。

また、わにさんは手と足の両方を使って進むのが良いので、
手だけでなく足の親指で地面を蹴って
足の力も使いながら進めるようにしましょう。
足の親指で地面を蹴るためには両足を股関節から
大きく開くことが必要ですが、
今はこれができない子がとても多くなっているので
日頃からこうした遊びで経験できるようにしていってください。

また、この遊びは身体周辺感覚を養うのにおすすめです。
小さな子から楽しめる遊びなので、
子ども達の興味に合わせて楽しくアレンジしながら
日常的に取り入れて遊んでみてください。

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