子ども1人1人に合わせた働きかけで成長発達を促すことが大切です。 アイコン

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子ども1人1人に合わせた働きかけで成長発達を促すことが大切です。

小さな子どもを育てていると、自分の子どもが
「発達が遅いかもしれない」と不安を持つことが
少なからずあると思います。

母子手帳や育児雑誌などには、いつ頃どんなことが
できるようになるといった発達の目安が書かれています。
ここで気をつけなければいけないのは「目安」ということです。
「6~8ヶ月頃」と書かれているからといって
必ずその時期にできなければ何か異常があるとか、
障害があるということではありません。

小さいうちは特に発達の個人差が大きいものなので、
目安は気にしながらも子どもの成長を見守り、
その子に合わせた関わりで発達を促していくことが大切です。

私たちは、運動あそびによって子ども達の心・体・脳の
健全な成長発達を促す活動をしています。
今日は、私たちが提供している運動あそび、
柳澤運動プログラムの中から「忍者ゲーム(しゃがむ・跳ぶ)」
をご紹介します。

指導者と子どもで向かい合って立ちます。
指導者は丸めた新聞紙など、刀に見立てた小道具を持ち、
「頭」と言って子どもの頭の辺りを横方向にスイングさせます。
子どもは刀に当たらないように、しゃがんで避けます。
次は「足」と言って刀で子どもの足元をスイングさせるので、
ジャンプして避けます。
子どもは忍者なので、できるだけ足音を立てずに
ジャンプできるように意識しましょう。

繰り返し行なうことで、1回避けた後も素早く体勢を整え、
耳を澄ませて次の指示を聞く力が必要になります。
これにより、集中力や判断力、聞く力がしっかりと養われます。
慣れてきたら「頭」と足」をランダムにしたり、
違う言葉でアレンジして遊び、上記の力をより強く
育てていきましょう。

子ども達の日常では、家庭でも園や学校生活の中でも
人の指示を聞いて動くという場面はとても多く、
必要な力の1つなので、遊びの中で少しずつ確実に
身に付けていけるように働きかけていくことが大切になります。
ぜひ楽しい運動あそびで、子ども達の持っている力を
引き出し伸ばしてあげてください。

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