子ども達の生きる力を養うために運動あそびが効果的です。 アイコン

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子ども達の生きる力を養うために運動あそびが効果的です。

子ども達に身に付けてほしい力は、親としてはとてもたくさん
あると思います。
勉強も運動もできるようになって欲しいし、
できれば友達ともうまく付き合っていって欲しい。
そして、将来自分の力で生き抜いていく力を
しっかりと身に付けて欲しいという願いを持つ方が
ほとんどだと思います。

こうした力を身に付けていくために最も効果的で
おすすめなのが「運動あそび」です。
体を動かす機会が増えると、コミュニケーション量も増えます。
そして、友達と一緒に遊ぶことで相手に合わせたり
思いやること、協力してやり遂げること、
意見がぶつかった時に解決していくことなど
多くの経験をすることで社会性を高め、
心の発達も促していくことにつながります。

また、適度に運動をした後は、集中力が高まります。
そこにうまく学習を組み合わせることで
学習効率を上げることにもつながるので、
運動あそびによって子ども達の総合的な発達を促して
いくことがとても良い方法です。

私達の提供している運動あそびでは、子ども達が夢中になって
取り組め、持っている力を最大限に引き出し伸ばしていける
ように様々な工夫をしています。

今日はその運動あそびの中から「足きりごっこ」を
ご紹介します。

床に2本のビニールテープで25センチ間隔の線を引いておきます。
子ども達は3人ずつ横並びでその線の中に入り、
線の中から出ないように約束します。

大人は2人で大縄などの縄の端をそれぞれ持ち、
子どもの前から子どもの足元をすくうように縄を動かします。
子ども達は、その縄に引っ掛からないようにジャンプして避けます。

縄に当たらないようにすること、
ジャンプも着地も両足を揃えて行なうこと、
線の外にはみ出さないこと、
がポイントです。

縄をへびに見立てて「へびがきたぞー!」と掛け声を掛けると
盛り上がり、縄を避ける動機付けにもなりますが、
楽しくてふざけてしまう可能性があります。
ふざけてジャンプあそびをすると怪我をするリスクが
高まるので、興奮しすぎないようにルールを守って
遊べるように工夫しましょう。

慣れてきたら3人の列を縦に並べて全員でやってみてください。
友達の動きにつられず、自分でタイミングをはかって
跳べることも大事なポイントです。
また、連続ジャンプの練習や、動きの切り替えを早くするために
縄が前からも後ろからも連続でくるようにするのもおすすめです。

このジャンプ遊びで、跳躍力や足の指先の力、体幹の筋力、
空間認知力、判断力、集中力、抑制力といった力を
効果的に養っていくことができます。
やり方次第で育つ力はどんどん増えるので、
子ども達に合わせてぜひいろいろな遊び方を考え、
提供してみてください。

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