幼児期は特別な運動ではなく体を動かして遊び運動好きになっておくことが大切です。 アイコン

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幼児期は特別な運動ではなく体を動かして遊び運動好きになっておくことが大切です。

幼児期の運動経験が体や心・脳の発達においてとても重要だということは
最近ではよく耳にするようになりましたが、
「運動」というと何か特別なことをする必要があると感じてしまうことも
あるのではないでしょうか。

幼児期に必要なのは特別なトレーニングや専門的な運動指導ではなく、
「運動を好きになること」
「運動を習慣付けること」
のために、体を動かして「遊ぶ」ことが大切です。

私達は運動あそびを提供し、子ども達が運動を好きになれるように
様々な工夫をしながら運動指導を行なっています。
私達が提供している運動あそび、柳澤運動プログラムでは
技術習得だけを目的にしていません。
子ども達が動ける体を手に入れて、運動を好きになれるように
子どもの年齢や発達段階に合わせた運動あそびを提供しています。

今日は、その柳澤運動プログラムの中から「しりとり大縄跳び」を
ご紹介します。

しりとりをしながら大縄跳びを跳びます。
ジャンプをしながらしりとりをするので、ジャンプのリズムが
崩れたりなかなか答えが出ないことがあります。
縄はゆっくり回し、答えが出なかったら一度縄をとめて、
答えを言ったらまた再開しても良いです。
あまり答えが出ないようなら、違う言葉にしましょう。

一定のリズムで跳びながらしりとりをするのは意外と難しく、
この遊びが上達すると柔軟な思考力につながります。
しりとりは相手がどんな言葉を言うのか予測ができないので、
その都度答えを考える前頭前野の力が必要になります。
繰り返し行なうことで記憶を引き出す力や集中力も
強く養っていきましょう。

こうした能力が育つことで日常生活面でも大きな効果が
見えてくると思います。
難しすぎると子どもはすぐに嫌になってしまいますので、
縄を回す速度やしりとりの回数など子どもに合わせて
調整しながら、まずは楽しく遊べるようにしてみてください。

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