子どもの学力や生活力の基礎になるワーキングメモリを運動あそびで鍛えましょう。 アイコン

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子どもの学力や生活力の基礎になるワーキングメモリを運動あそびで鍛えましょう。

子ども達の学校の成績やコミュニケーションスキルなどを左右する
能力の1つに「ワーキングメモリ」があります。
ワーキングメモリは脳のメモ帳とも呼ばれ、日常生活のあらゆる
活動の基礎になっている能力です。
人と会話をしたり、読み書きや計算をする時、思考や集中のためにも
必要な能力で、子どものワーキングメモリを発達させることは
社会生活をスムーズに送る上でとても重要なポイントになります。

人とたくさんコミュニケーションをとること、適度な運動や
効果的なあそびなどでワーキングメモリは鍛えていくことができます。
脳は筋肉と同じように使えば使うほど鍛えられるので、
日常的に意識することで機能を高めていきましょう。

私達の提供している運動あそびも、ワーキングメモリを鍛えるために
効果的なものがたくさんあります。
今日はその中から「積み木拾い」をご紹介します。

床にたくさんの積み木をばらまいておき、子どもは指導者に
指示された積み木を拾ってくる遊びです。
まず最初は、数だけを指定して行なってみてください。
それができたら、色や形を加えた指示で挑戦してみてください。

注意する点は、ただ「積み木を3つ拾ってきてください」と
言うだけだとお勉強のようになってしまい、中には抵抗感を
持ってしまう子も出てきます。
「畑で野菜を収穫しましょう!」など、ストーリー性を持たせて
行なったり、ゲーム性を持たせてみるなど工夫するのがポイントです。

年少児では3つ~4つの数に認識ができていれば
十分なので、そこから始めて、少しずつ色の認識や形の認識という
ように発展させていきましょう。
また、指導者と子ども達とのやりとりの中でコミュニケーション力や
語彙力、記憶力、集中力なども刺激しながら
楽しく遊んでみてください。

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