「勉強」と「遊び」は相反するものと思うかもしれませんが、
そうではありません。
子どもにとって遊びは最大の学びの場です。
遊びの中で全身を動かし、体幹を鍛えたり手足の発達を促し、
五感などの感覚を育んでいきます。
また、思考や情緒を育てたり、人間関係を築いていくために
必要な社会性やコミュニケーション能力を養うことにも
つながっていきます。
特に幼児期から小学校低学年までの間は
多くの体験や経験を通して体を動かして遊ぶことが
大切な時期です。
子どもの発達に合わせた遊びを提供していきましょう。
私達こどもプラスの「柳澤運動プログラム」は、
子どもの発達段階に合わせた運動あそびを提供することができ、
効果的に子ども達の総合的な発達を促していきます。
その運動あそびの中から「サルクレーン車」をご紹介します。
まず鉄棒にぶら下がったら、足を使って下に置いてある物を
両足で挟むようにつかんで持ち上げ、前にいる指導者に渡したり、
指定された箱の中に入れます。
鉄棒が低いとつらいので、高めの鉄棒を使い、
つかむ物も足でつかみやすい物を選ぶようにしてください。
つかむ位置は両足の親指の辺りで挟むのがポイントです。
そして、つかんだ物を持ち上げて運ぶことで
腹筋と太ももの筋力が鍛えられる遊びです。
少しずつ渡す位置を高い場所にしてみてください。
中には、足の指先をうまく使えずになかなか物がつかめなかったり、
腹筋が弱くてうまく持ち上げられない子がいます。
つかみやすい物にしたり、つかめたら早めに受け取ってあげること、
お尻を支える補助をしてあげるなど
子どもに合わせた調整で成功に導いていきましょう。
そして少しずつ難易度を上げたり、他の要素を取り入れて
アレンジをしながら遊び、普段の姿勢保持に必要な
腹筋背筋、太ももの筋力をしっかりと育て、
日常生活での動作の向上や学習に向かう姿勢、集中力にも
つなげていきましょう。