子ども達がやりがちな座り方として「アヒル座り」があります。
正座をするよりもラクなのでついやってしまいがちですが、
股関節・骨盤などにとても悪影響があり、
体幹などの筋力を使わない座り方なので脳に刺激がいかず、
集中力も低下します。
体育館やリズム室などで先生の話を聞く時は、正座は長い時間に
なると難しいので、姿勢良く体操座りで聞けるようにしましょう。
今日は、こどもプラスで提供している柳澤運動プログラムから
「ボール足挟み渡しっこ」をご紹介します。
子ども達は数人ずつのグループで横一列に並び、
体操座りをします。
そこから両手を後ろについて足を前に伸ばし、ボールを
両足の先で挟んで持ち上げ、隣の友達に渡します。
受け取る人も足で受け取り、隣の人に渡していきます。
この遊びでは、足の指先から腰までの下半身の連動を高め、
できるだけ高い位置でやりとりができるようにすることで
腹筋を強く使うことができます。
また、隣の人が受け取りやすいように考えて行なうことも
相手への思いやりの心を育て、社会性の発達につながります。
より良い形でできるように、最初に良い見本・悪い見本を
わかりやすく見せて行ないましょう。