集団生活で必要な力を運動あそびで育んでいきましょう。 アイコン

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集団生活で必要な力を運動あそびで育んでいきましょう。

3歳を過ぎると、ほとんどの子ども達は保育園や幼稚園などで
集団生活が始まります。
そんな中で、我が子がなかなか集団生活がうまくできないと、
親としては不安になってしまうと思います。

子どもが集団行動が苦手な理由はそれぞれにあります。
興奮すると感情コントロールが難しい子、
みんなの前で失敗することに不安や怖さがある子、
人から注目されたくて集団からはずれてしまう子、
いろいろなことに興味が移って落ち着かない子、
いろいろなタイプの子がいます。

集団生活では少なからずストレスがつきものなので、
頭ごなしに叱らず、その子ができる範囲の中で少しずつ挑戦して
ステップアップしていけるような関わりが大切です。

私達こどもプラスでは、子ども達が楽しく遊びながら
集団生活、社会生活で必要な力を無理なく身に付けていけるように
運動あそびを提供しています。
その柳澤運動プログラムの中から、「だるまさんがころんだ」の
アレンジ遊び「つま先歩き+ポーズで静止」をご紹介します。

まずは「だるまさんがころんだ」のルールをしっかりと確認します。
鬼以外の子ども達は、足音を立てないつま先歩きで進み、
鬼の「だるまさんがころんだ」の声に合わせてピタっと静止します。
止まる時のポーズは、「お地蔵さん」や「フラミンゴ」のように
鬼が指定します。

鬼は相手が止まりにくい姿勢を考え、止まった時に体が動いている
子やポーズが違っている子を素早く見つける力が必要になります。
逃げる子ども達は、鬼を注視していなければ止まるのが遅れて
しまうので、集中力や判断力などが必要です。
そして、指定されたポーズを覚えておくことや、
「お地蔵さん」はどんな形だったか想像して、自分の体をその形に
近づけるイメージ力や模倣力なども大事になります。

つま先歩きの動きは腹筋背筋が育っていないとバランスをとることが
難しく、スピードをつけすぎても静止が難しくなります。
また、つま先立ちで静止するのはかなりのバランス力が必要なので、
ポーズによって静止時間を調整して遊んでください。

「だるまさんがころんだ」は、子ども達の発達において
とてもおすすめの遊びです。
ぜひいろいろなアレンジをして、繰り返し楽しく遊べるように
提供してみてください。

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