子どもの発達では意識的に育てていかなければいけない部分もあります。 アイコン

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子どもの発達では意識的に育てていかなければいけない部分もあります。

子どもが成長するということは、身長や体重が増えて
体が大きくなるということだけではなく、
産まれたばかりの頃はできなかったことがいろいろと
できるようになっていくということも含まれています。
成長と共に言葉を覚えたり、我慢をしたり、相手を思いやったり、
ルールやマナーも守れるようになっていきます。

体の発達はある程度自然に育っていくものですが、
コミュニケーションや社会性の部分は育てていかなければ
育たない部分です。
今の時代は特に大人が意識して働きかけていかなければ
育ちにくくなっているので、年齢や発達に応じた働きかけが
とても重要になっています。

こどもプラスが提供している柳沢運動プログラムは、
体を動かしながら心や脳の発達も促していくことができ、
言葉の発達やコミュニケーション能力、社会性の発達にも
とても効果的な運動あそびプログラムです。

今日はその運動あそびの中から「しゃがみカニ歩き+障害物」を
ご紹介します。
平均台の上に横向きでしゃがんで乗り、カニ歩きをします。
背中を伸ばし、両手は顔の横でチョキにして最後まで維持するようにします。

平均台の途中に縄をかけて障害物を設置しておき、
「寝ているへびさんを踏んで起こさないように渡ろうね」
などの声掛けで障害物を避けて進むことを意識付けます。

障害物があることで、またぐ時に足を上げなければいけません。
しゃがんだ姿勢で足を持ち上げるには、かなりのバランス力が
必要になります。
腹筋背筋が弱い子は、足を持ち上げることができません。

障害物はテープや縄など低い高さから始め、
積み木やスリッパというように少しずつ高さのあるものにも
挑戦してみてください。
苦手な子は手をつなぐ補助をしたり、平均台ではなく床で
行なっても良いです。
その場合はマットなどを使って凹凸のある地面で行なうのもおすすめです。

腹筋背筋、バランス感覚、空間認知力を養うことができ、
集中力もとても必要になる遊びです。
1人1人に合わせた遊び方で、無理なく楽しみながらステップアップを
していけるように提供してみてください。
また、見ている子は友達を応援したり、時には集中できるように
静かに見守るなど状況を見て臨機応変に対応できるように
一緒に考えてみるのもおすすめです。

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