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発達段階に合わせた指導がより効果的に子どもの成長を促します。

「スキャモンの発達・発育曲線」というものがありますが、
これは子どもが生まれてから大人になるまでの間に
どの器官や機能がどんなペースで発達していくのかを
示したグラフです。
一般型、神経型、リンパ型、生殖型の曲線があり、
それぞれに別々の発達をしていきます。
つまり、時期によって吸収しやすいものが違うということです。

生まれてからまず最初に発達する力は神経型で、
4歳から5歳頃までに80%程度まで発達が進みます。
この時期に、子どもが成長していくための基礎的な部分の発達が
急速に進むので、乳幼児期にはたくさん体を動かして
いろいろな感覚を刺激してあげることが大切になります。

私たちが運動遊びを提供する時も、
こうしたことを大事にしながら指導しています。

今日は、私たちが提供している運動遊び
柳沢運動プログラムの中から「なぞなぞ横跳び」を
ご紹介します。

まず、赤と緑など2色の縄を床に並行に置き、
子どもはこの2本の縄の間に入ります。
そして指導者が指示を出すので、
指示された色の縄を両足を閉じた横跳びで跳び越します。

色の指示は「赤」だけでなく
「いちごの色」「緑じゃない方」「先生の服と同じ色」など
少し考えて行なうようにしていきます。
時には「白」などそこにない色でひっかけを
入れてみるのもおすすめです。
ただ動くだけでなく、考えながら動くことがとても大切です。

また、跳ぶタイミングも自分勝手に行うのではなく
「せーの」の合図に合わせて友達と一緒に跳ぶようにすると
社会性や抑制力なども育てられます。
ジャンプの時も、両足を揃えて跳ぶことや、
着地でできるだけ音を立てないことなども少しずつ意識し
いろいろなところに意識を向けられるように
していけると良いですね。

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