運動あそびの提供では活動の質を高める工夫もポイントです。 アイコン

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運動あそびの提供では活動の質を高める工夫もポイントです。

運動あそびを提供する時は、技術習得だけが目的ではないと
いっても、やはり上達していかなければ子ども達の
モチベーションも上がりませんし、運動能力の向上にも
つながっていきません。
なので、正確な形を目指すことはとても大切です。
ただ、最初から正しいやり方や気をつけるポイントを
いくつも伝えても、子ども達は覚えていられなかったり
話に集中できないと思います。

そこで、まず活動の最初には思い切り体を動かせるような
活動性の高いもので全体を一度動かしてみるのがおすすめです。
そうすると子ども達はある程度満足するので
落ち着いて話が聞ける状態になります。

また、その日のメインの動きばかりだと
それが苦手な子にとっては楽しくなかったり、
全体的な運動量の確保もばらつきが出てしまいやすいので、
サーキットのようにして、こちらがメインでやってほしい動きと
子ども達がやりたがる楽しい動きを組み合わせながら
行なったりすると満足度も上がって良いと思います。

何よりも子どもが自主的に取り組むことが大事なので、
その日の様子によっても変えながら
楽しく体を動かせるように工夫していくことが大事です。

今日は、私たちが提供している運動あそびプログラム
柳澤運動プログラムの中から「つま先ダッシュ」を
ご紹介します。

かかとを床につけず、つま先だけで走ります。
最初から走らず、まずは足音を立てない静かな
つま先歩きから始めましょう。
音を立てないように走るためには
どんなところに気をつければいいのか、
意見を出してもらったり見本を見せてもらったり
しながら話し合ってみるのもおすすめです。

慣れてきたら数人ずつのグループに分かれて行い、
どのグループが一番静かに走れていたかなどで
競争してみても楽しめます。

つま先歩きは、足の親指を強く刺激することができるので
足の発達を促すのにとても良い遊びです。
足の親指がしっかり発達していないと
歩く時にうまく地面を蹴れないので、
歩き方がぎこちなかったり、転びやすくもなります。
しっかり地面が蹴れるようになると
歩行の安定だけでなく、速く走れるようにもなるので
ぜひ日常的な遊びの中で足の親指を
たくさん刺激して発達を促していきましょう。

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