子ども達に運動あそびを提供する時は「アレンジが大事」と
昨日の記事でも書きましたが、アレンジを加えるときのポイントとして
まずは「新しいこと」という要素が子ども達は楽しめます。
ただ、新しいことも慣れてくると飽きてきてしまうので、
次はそこに不安定さをプラスするのがおすすめです。
それにも慣れてくると、子ども達は競争をし始めます。
競争では、楽しさと同時に怪我やトラブルのリスクも高まります。
子ども達が好きなように競争をさせてしまうと危ないので、
勢いだけの競争にならないようにリスクを減らす工夫が必要です。
例えばクマ歩きでは、1対1でただ競争をするのではなく、
2人ペアになって並んでクマになり、
2人の間にボールを挟んで2対2での競争をします。
ボールを落とさないように意識しなければいけなくなるので
スピードが抑えられてリスクを減らすことができ、
友達と協力することも学べます。
他にも、両足を揃えて跳ぶカンガルージャンプでも
ただジャンプをしていくだけだと、バランスを崩したり
勢い余って壁にぶつかってしまうことがありますが、
カップにボールや風船を乗せた物を手に持ち、それを落とさないように
運ぶようにするとスピードが抑えられるだけでなく、
2つのことに同時に意識を向ける力も養えます。
このように、ポイントを押さえたアレンジをすることで
1つの基本の動きからいくつもの遊びに発展させていくことが
できるので、子ども達の段階に合わせてより効果的で楽しい
アレンジを考えていくことが大切です。