幼児期からの運動あそびで脳の実行機能も高めていきましょう。 アイコン

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幼児期からの運動あそびで脳の実行機能も高めていきましょう。

子どものうちからしっかりと鍛えて育てていきたいのが
脳の「実行機能」と呼ばれる能力です。
目標を定め、そのために自分が今やるべき行動を判断し
それを維持する能力で、例えば宿題をやらなければいけない時に、
隣の部屋から聞こえてくるテレビの音や目の前にあるゲーム機の
誘惑を遮って宿題に取り組み、やり遂げるといったような能力です。

自分をコントロールすることは、生きていく上で
欠かせない能力です。
実行機能は運動することによって高めていくのが効果的なので、
幼児期からの運動あそびで、体だけでなく脳の発達も促し
将来につなげていくことが重要です。

私達が提供している運動あそびプログラムの中から
「焼いも洗い機」をご紹介します。

まずは「焼いもごろごろ」をして遊びます。
マットに横向きに寝転がり、両手はバンザイのように上げて伸ばし、
足もまっすぐ伸ばして閉じておきます。
そのまま横向きにごろごろ転がって遊びましょう。
体が曲がると進路も曲がってマットから落ちてしまうので、
手足や体をしっかりまっすぐにできるように声掛けしましょう。

焼いも洗い機では、子どもがマットの上で焼いもの姿勢に
なったら、指導者が子どもを転がしていきます。
慣れてきたら、勢いをつけて転がしたり
ちょっとした坂を作って坂の上から転がして遊んでみてください。

指導者に転がされることで、自分で転がる時よりも
回転スピードが上がります。
そうすると手足が開いてバラバラになってしまったり、
体が曲がってしまいやすくなります。
しっかりと体に力を入れて、体をまっすぐに保ったまま
転がっていけるように意識付けをしておいてください。

単純な動きですが、繰り返し行なうことで腹筋や背筋を養い、
全身の筋力や感覚をコントロールする力が身についてきます。
この後の様々な動きの基礎になる力を身につけることが
できる遊びなので、ぜひいろいろなアレンジで楽しく
提供してみてください。

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