子ども達を怪我から守るためにも幼児期の運動あそびが欠かせません。 アイコン

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子ども達を怪我から守るためにも幼児期の運動あそびが欠かせません。

子ども達の健全な成長のためには、適度な運動(遊び)が不可欠です。
本来子ども達は、鬼ごっこ、縄跳び、ボール遊びなど様々な遊びを
通して、体の動かし方や使い方などを自然と身に付けていき、
危険を予測したり回避するような能力も身に付けていきます。

そのため、こうした経験の少ない子の中にはボールが飛んできても
避けられなかったり、転んだ時に顔や頭を守ることが
できなかったりするので、小さな怪我で済まずに
大きな怪我になってしまうこともあるのです。

「子どもが怪我をしないように」と外遊びをさせなかったり、
いつも大人が先回りして危険回避をしてしまうと
かえって子ども達に大きな怪我をさせてしまうことにも
つながりかねないので、子ども達のためにもできるだけいろいろな
動きを経験できるように環境を整えていくことが大切です。

私達は、子ども達に運動あそび「柳澤運動プログラム」を
提供し、体・心・脳の発達を促しながら日常生活に活かせる
力を育んでいきます。

今日はその運動あそびの中から「コウモリで足抜き回り」を
ご紹介します。
鉄棒で逆さまになって体を動かし、しっかりとした逆さ感覚を
身につけておくことで後の運動の幅も広げていきます。

まずは両手で鉄棒につかまり、その手の間に両膝をかけて
逆さまにぶら下がるコウモリに変身します。
顎は開いて地面を見るようにしましょう。
そのまま5秒数えたら回転して着地します。
この時顎が開けない子は、まだ逆さまの感覚に慣れていないので
補助にしっかりつき、無理をさせないようにしてください。

着地の時に勢いよく回転すると落下したり肩を脱臼するなどの
怪我につながることがあるので、コウモリになったら
5秒数えること、ふざけて落ちないことなどを約束してください。

小さいうちに逆さまになった経験のない子が
急に鉄棒あそびをしようと思うと、逆さまの感覚に驚いて
手を離してしまったり、怖さで体が硬直して落ちてしまうことが
あり、そうなるとそこからどんどん鉄棒を遠ざけてしまうという
悪循環になりやすいので、できるだけ小さいうちから
逆さまになる遊びを行ない、しっかりと逆さ感覚、高所感覚を
身に付けておけるようにしていきましょう。

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