大人にとってのステータスには、高級車や腕時計、クレジットカード、
ブランド品といった物だったり、学歴や資格、一流企業などの
社会的な地位だったりいろいろとあると思いますが、
幼少時期の子ども達にとっては、いい服を着ているとか
大きな家に住んでいるということは大したステータスにはなりません。
では何がステータスになるかというと、「何かができる」ということが
一番のステータスになります。
保育園の子ども達であれば、跳び箱が跳べる、逆上がりができる、
側転ができるというようなことだったり、
小学生であれば、速く走れるというようなことがステータスになります。
運動は「できる」「できない」が明確にわかるので、
一番良い方法だと思います。
それがある子は自分に大きな自信を持つことができます。
そして、自信を持てるとさらに頑張ることに前向きになったり、
できないことに対してチャレンジする気持ちを持てるようになります。
運動あそびで、子ども達の体と心の土台をしっかりと
つくっていきましょう。
今日は、私達が提供している柳沢運動プログラムの運動あそびから
「すずめポイントジャンプ」をご紹介します。
まずは鉄棒の上ですずめに変身します。
鉄棒に両手でつかまり、飛び乗ったら肘を伸ばして体を支え、
両足は閉じてまっすぐ後ろに伸ばします。
顎は開いて前を向いておきます。
このすずめの姿勢から、足を前後に振って勢いをつけ、
タイミングよく後方にジャンプして跳び下ります。
この時、両手で鉄棒を押すようにして離すと遠くまで跳べます。
最初のうちは、ジャンプの時に「1,2,3」と掛け声をして
タイミングをとりやすいようにしてあげましょう。
足振りが不十分で勢いが足りなかったり、
ジャンプのタイミングが合わないとうまく跳べずに
鉄棒に顎をぶつけてしまうことがあるので、
補助者は子どもの胸の辺りに手を当てて軽く押してあげたり、
鉄棒に手を置いて、顎がぶつかっても痛くないようにするなど
補助をしてください。
慣れてきたら、着地ポイントにテープなどで目印をつけ、
そのポイントに着地できるようにしたり、
色違いの複数のテープを貼って何色に着地するか宣言してから
跳ぶようにするなどのアレンジで、
ただ跳ぶだけではなく正確性を大事にして遊んでみてください。
ポイント制にして友達と競争してみるのもおすすめですよ。