私達が提供している柳沢運動プログラムでは、具体的な種目としては
「鉄棒の逆上がり」「縄跳びの連続跳び」「跳び箱の開脚跳び」
「マット運動の側転」の4種目の習得を目標としながら
様々な運動あそびを行なっていきますが、
目的は技術の習得や運動能力を高めるということではありません。
一番大切にしているのは「全ての子どもが運動を好きになること」です。
この4種目はどれも、段階を踏んで練習すればほとんどの
子ども達ができるようになります。
この時の「できた」という達成感が大きな自信になり、
「もっとやってみたい」「もっと上手になりたい」意欲に
つながって、良い循環が生まれ運動を好きになっていくことが
できます。
今日は柳澤運動プログラムの中から「忍者前回りキック」を
ご紹介します。
まず鉄棒につかまって跳び乗り、肘を伸ばして背すじを伸ばし、
足をまっすぐ揃えたら顔を前に向けます。
そこから肘を曲げてゆっくり体を前に倒していき、
ゆっくりと前回りをします。
そのまま着地せずに、空中に浮いた状態で両足を揃えて
前にある目標物に向かってキックをします。
前回りの後にしっかり回転をコントロールするためには、
最後まで肘を曲げて腕に力を入れておくことと、
お腹と太ももで鉄棒をしっかりと挟むことが大事なポイントです。
そして、ぶら下がりながら両足キックをするためには
腕の力だけでなく、足を持ち上げる腹筋や足を閉じておく
内股の筋力も必要になります。
回転しながら腕に力を入れておくのは難しい場合があるので、
必要に応じて腕に力を入れるタイミングの声掛けや
お尻を支えてあげる補助などを行ない、
成功体験を積んでいけるようにしましょう。