鉄棒遊びは代表的な子どもの遊びの1つですが、
苦手な子も少なくありません。
小さい頃に高所感覚や逆さ感覚が身についていない子は
どうしても楽しさよりも恐怖心を感じてしまい、
どんどん鉄棒から遠ざかってしまいます。
一度恐怖心を持ってしまうと、それを取り除くのは
とても時間と手間がかかるので、
そうなる前にしっかりと遊びの中で感覚を
身に付けておくことが大切です。
できれば2歳頃から大人が補助について
鉄棒で回してあげると良いと思います。
この時の回り方は、前回りよりも逆上がりの方が
おすすめです。
なぜかというと、前回りは足が宙に浮いた状態から
何もないところに向かって頭を高いところから
下ろしていくので、恐怖心を抱きやすくなります。
一方逆上がりは、足を地面につけた状態から
足を上に上げていくので、余り怖さは感じません。
2歳ころになるとほとんどの子が鉄棒ぼぶら下がりが
できてくる時期なので、ぶら下がりができるように
なったら、ぜひそこから大人が足を持ち上げて
くるっと一回転させて、回転する感覚を身につけさせて
あげましょう。
回ることが「楽しい」のか「恐怖」なのかは
その後の運動にも大きく影響してくるので、
小さいうちから大人の補助でいろいろな動きを
経験して遊ぶことで、
力と感覚をしっかり育ててあげたいですね。