0歳・1歳の運動遊び|ひとつひとつの動きが発達の土台になります

0歳・1歳の今が、実は一番「伸びやすい」時期です

「もっとたくさん遊んであげたい」「発達のために何かできることは?」

0歳や1歳のこどもを持つ保護者の方から、こうした声をよく聞きます。その気持ちは、とても正しいタイミングで生まれています。

こどもの体には、「スキャモンの発達・発育曲線」というものがあります。

これは、体の各機能がいつ、どのくらいのペースで発達するかを示したもので、なかでも運動や感覚の基礎となる神経系は、4〜5歳頃までに約80%が完成すると言われています。

つまり、今この時期がもっとも神経系への刺激が吸収されやすく、運動の土台をつくりやすい時期です。

特別なことをする必要はありません。毎日の遊びの中で、少し意識して体を動かしてあげるだけで、こどもはぐんぐん力をつけていきます。

体の発達には「順番」があります

こどもの体は、体の中心から外側へ向かって順番に発達していきます。

具体的には、体の中心(体幹)→肩→腕→手→指先という流れです。

この順番を知っておくと、「なぜハイハイが大切か」がわかります。

ハイハイは両腕で全体重を支え、肩から腕にかけての力を育てる動作です。ハイハイを十分に経験しないまま歩行に移ると、腕や手の力が育ちにくく、転んだときに手が出ない・体を支えられないといったことが起こりやすくなります。

また、将来的に「箸を使う」「鉛筆を持つ」といった指先の器用さも、実は肩や腕の発達が土台になっています。

焦って指先の練習をさせるより、0歳・1歳の頃に全身を使った遊びをたっぷり経験させてあげることが、長い目で見て一番の近道です。

0歳の頃は、寝返り・ハイハイ・つかまり立ちなど、一つひとつの動作の中に発達の意味があります。

こどもが自分から動こうとする場面を大人が少し後押ししてあげることが、この時期の関わりの基本です。

「ねらい」を知っていると、声かけが変わります

同じ遊びをしていても、保護者がその「ねらい」を知っているかどうかで、関わり方はずいぶん変わります。

たとえば、こどもが両手でものをつかんで引っ張る遊びをしているとき。「上手に引っ張れたね」と声をかけるのと、「腕の力がついてるね」と伝えるのとでは、こどもへの伝わり方が違います。

大人が「何のための動きか」を理解していると、声かけに自信が生まれ、こどもも「やってよかった」という感覚を積み重ねやすくなります。

また、「なぜこれをするのか」がわかると、遊びが続きやすくなります。ねらいのある遊びは、こどもの「またやりたい」という気持ちにつながる声かけや場の設定がしやすくなるからです。

特別な道具がなくても大丈夫。家にあるもので始められます

0歳・1歳の運動遊びは家の中にあるものでほとんど対応できます。

  • クッションや丸めたタオル → またぐ・くぐる動作の障害物に
  • 軽くて柔らかいボール(または風船) → 転がす・蹴る・受け取るやりとりに
  • 布やバスタオル → トンネルの素材や引っ張り遊びに
  • 床に貼ったテープ → 線の上を歩く・またぐコースに

大切なのは道具よりも、保護者が「一緒に楽しむ」姿勢です。遊びの内容よりも、親が一緒に喜んでくれることで「もっとやりたい」という気持ちが生まれます。

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遊び 育つ力・ベネフィット
つかまり立ちタッチ(0歳後半) 立つための重心移動を育てます。体を支える力が整い、「次の一歩」への挑戦がしやすくなります。
はいはいトンネル(0歳後半) 体幹と探索意欲を同時に育てます。初めての場所でも「進んでみよう」と前向きに動けるようになります。
よーいどん歩き(1歳前半) 歩行の安定と挑戦する力を育てます。移動への自信がつき、自分から人や遊びに近づく行動が増えます。
ボールころころ(1歳前半) やりとりとタイミングを合わせる力を育てます。友だちと一緒に遊ぶ土台になります。
くぐる・またぐサーキット(1歳後半〜2歳) 空間認知と判断力を育てます。考えながら動く経験が、自分で判断して行動する力につながります。
ボールキック(1歳後半〜2歳) 脚力と片足バランスを育てます。タイミングを合わせる力が伸び、動きの幅がぐっと広がります。

2歳以降(年少〜年長)の遊びも収録しているので、「この次はこういう遊びに進めばいいんだ」とその先の成長までイメージしながら関われるようになります。

各遊びには「遊び方」「声かけの例」「育つ力」「なぜこの遊びをするのか」をそれぞれ解説しています。

  • 0歳後半〜5歳まで、年齢ごとにどんな遊びをすればいいかが具体的にわかる
  • 「なぜこの遊びをするのか」の理由がわかるので、声かけに自信が持てるようになる
  • 遊びが「日常の生活場面」にどうつながるかが書かれているので、普段の関わりへの意識が変わる
  • 特別な道具が不要なものがほとんどで、家の中でそのまま始められる

迷ったときにそのまま真似できる内容なので、今日からぜひ実践してみてください。



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