運動あそびで子どもの感情コントロール力を育てます。 アイコン

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運動あそびで子どもの感情コントロール力を育てます。

「キレる子ども」という言葉はかなり前から聞かれますが、
子どもの暴力の増加・低年齢化が問題になっています。
実際に感情のコントロールができにくい子が増えているという話は
保育園や幼稚園の現場からも多くあります。

家庭での適切な関わり、食事や運動、睡眠といった生活習慣の見直し、
子ども同士で遊ぶ時間を増やすなどの働きかけで
子どもの感情コントロール力を育てていくことが大切です。

私達が提供している「柳澤運動プログラム」では、
効果的な働きかけで感情コントロール力や抑制力、社会性などを
育てていきます。

今日は柳澤運動プログラムの運動あそびの中から
「2人で救急車片足クマ」をご紹介します。

子ども達は2人ペアになります。
できるだけ体格や運動能力が同じくらいの子でペアを
作れるようにしましょう。
そして手押し車のイメージで、1人が四つんばいから膝とお尻を
上げたクマ姿勢になり、片方の足だけを後ろに上げます。
もう1人はその片足を両手で持ち、前の子が進むペースに合わせて
一緒に歩いていきます。

前の子は、両手→片足→両手→片足というように進むので
後ろの子はしっかり動きを見てスピードを合わせることを
大事にしてください。
2人の息が合わないとスムーズに進めないだけでなく、
怪我にもつながります。
最初に良い見本と悪い見本を見せておくのも有効です。
足を持ち上げる時や下ろす時のタイミング、声掛けの仕方なども
一緒に確認しながら行なってみてください。

自分のペースで動くのではなく相手のペースに合わせて
動くということが社会性を育てるとても大事な要素です。
ペアを変えたり、慣れてきたらアレンジを加えたりしながら
繰り返し遊んでみてください。

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