様々な調査の結果から、規則正しい生活習慣が子どもの体力や
運動能力、学力にも大きく関係していることがわかっています。
学校生活では長い時間椅子に座って授業に取り組むのですから、
小学校に入る前に、食事・睡眠・適度な運動といった
基本的な生活習慣を整えて、しっかりとした土台作りを
しておくことが必要なのは言うまでもありません。
子ども達の持っている能力を最大限に引き出し
伸ばしてあげるためにも、幼児期のうちに正しい生活リズムを
身に付けておけるように促していきましょう。
子どもにとっての適度な運動は、体を動かして遊ぶ
運動あそびが最適です。
今日は私達こどもプラスが提供している「柳澤運動プログラム」の
運動あそびから「ジグザグカップタッチクマ」をご紹介します。
ジグザグのコースを作り、コースの周りに赤・緑・黄色などの
複数の色のカップを置いておきます。
子どもは、ジグザグコースの中をクマ歩きで進みながら
「赤だけ」などと指定されたカップだけをタッチしていきます。
クマ歩きのポイントを意識しながらコースに合わせて歩き、
指定されたカップを記憶しながらタッチしていくという
複数のことを同時に行なう必要があります。
慣れてきたら「赤と緑」や「赤→黄色の順に繰り返し」
「黄色以外」など複雑な指示でもやってみましょう。
この遊びで、クマ歩きによる腕の支持力の強化、
ジグザグに歩くことによるバランス力や身体コントロール力の強化、
指示を聞くことで聞く力、語意力の強化、
指示通りにカップタッチすることで判断力、記憶力の強化
などにつなげることができます。
子どもはそれぞれに、十分身についている力や補う必要がある力が
違うので、個々の得意や苦手をよく見極めながら
運動あそびの提供、難易度の調整、補助や声掛け、アレンジなどを
考えてより良いものにしていってください。