「リズム感」は、人間の生まれ持った知能の1つですが、
育っていく過程でその能力を育んでいく必要があります。
リズム感が養われると、運動の面では、一定のリズムで体を動かしたり
タイミングを合わせて動くといった部分が上達し、
人と会話をする時にも言葉の「間」を感じ取ることができ、
会話のキャッチボールがうまくなります。
普段からリズムを意識した遊びや声掛けを取り入れていくことで
子ども達のリズム感を育てていきましょう。
今日は、こどもプラスが提供する柳澤運動プログラムから
「跳び箱カンガルー乗り&タンバリンタッチ」をご紹介します。
まずは1段の跳び箱を用意し、その上に両足を揃えた
カンガルージャンプで跳び乗ります。
膝を深く曲げて、両腕を大きく振ってジャンプしましょう。
次に跳び箱からジャンプして降りますが、両足を揃えて跳び、
指導者が持っているタンバリンをタッチしてから着地します。
タンバリンを出す位置は少しずつ上下左右でずらしたり、
遠くに離したりして難易度調整をしていきます。
また、跳び乗りに慣れていないと跳び箱につまづいたり
足が開いてバラバラになってしまうので、隣で手をつないで跳び乗る
など、まずは跳び乗りの練習をしてみてください。
慣れてきたら指導者の掛け声に合わせて動けるように
「1」で跳び乗り、「2」で跳び下りるようにしていきます。
最初はゆっくりめのリズムから始め、少しずつ速くしていきましょう。
跳び下りながらタンバリンタッチをするには、自分とタンバリンの
位置を正確に把握し、必要な力と姿勢を考えることが必要です。
そして指導者の掛け声に合わせることで、素早い情報処理力や
リズム感が養われますが、そこにばかり気をとられるとジャンプの時に
両足がバラバラになってしまったりします。
まずはゆっくりで良いので、跳び箱に跳び乗る→目標物を確認する
→両足を揃える→跳ぶ→叩く→着地するという流れの動作を
確実にしていきましょう。
そして、正確に素早く動けるといった体の器用さをしっかりと
育てていくことが幼児期の子ども達には大切なポイントです。